【ランボー3/怒りのアフガン】タリバンにアルカイダ?ビンラディンは出てるの?

洋画

 

映画『ランボー3/怒りのアフガン』の舞台はアフガニスタン

作品が公開された1988年頃の現実のアフガニスタンでは、1979年~1989年アフガニスタン紛争(ソ連・アフガン戦争)後、ソ連軍が撤退したあとも紛争が続いてました。

 

タリバン政権下ではイスラム主義に基づいた厳格な支配がなされていました。

そしてテロ組織アルカイダや組織のリーダーであるビンラディンとの接近後、タリバン政権は過激主義の影響を受けます。

その果てに、政権は、偏狭頑迷なイスラムの解釈をアフガニスタン人に押し付けるようになりました。

 

『ランボー3』は「怒りのアフガン」というタイトルから、作品の世界と現実のアフガニスタンがどのようにリンクしているか?考えてしまいますね。

今回の記事では作品と現実との繋がりについて考察をしてみましょう!

 

『ランボー3/怒りのアフガン』考察!タリバン、アルカイダの繋がり

 

『ランボー3』にて、ランボーと相対するのは、アフガニスタン紛争を引き起こしたソ連軍。

トラウトマン大佐はソ連軍に捕らえられてしまい、ランボーは大佐を救出するためにアフガニスタンの敵地へと乗り込みます。

 

敵地へと乗り込むさなかで、ランボーが味方となり共に戦ったイスラム系のゲリラ軍であるムジャヒディン

このムジャヒディンという組織は実在しており、作品公開当時、ムジャヒディンに対しアメリカは武器の供給などの援助を行っていました。

 

このムジャヒディンの中に、アフガニスタンでの独裁政権を築いたタリバンが所属していたのです。

そして、過激派でもあるイスラム原理主義組織アルカイダがムジャヒディンを制圧

 

つまり、作品中にランボーと共闘していたムジャヒディン組織は、現実世界のタリバンが所属するアルカイダ組織と同じものということになります。

 

ビンラディン登場シーンはある?

そして、ムジャヒディンには、サウジアラビア出身の富豪ビンラディンも所属していました。

そしてビンラディンが設立したのが「アルカイダ」。

アメリカは、ビンラディンこそ「国際テロの黒幕」であると表現しています。

 

映画の具体的なシーン中にビンラディンやタリバンのモデルが出てきているかどうか言及はされていません。

しかし、現実世界と作品とを、ついつい重ね合わせてモデルを探してしまいますよね。

 

ランボー3と9.11

ランボー3が公開された1988年のおよそ13年後の2001年9月11日にアメリカ同時多発テロ、通称「9.11」が発生。

作品中で描かれていたランボーとムジャヒディンとの美しく頼もしい共闘の姿とは裏腹に、現実は悲劇へと進んでいきます。

 

アルカイダがムジャヒディンを制圧しアフガンを統一したののち、アメリカ国内で「9.11」テロを引き起こします。

ランボーと共闘したムジャヒディンが、アメリカ軍への報復攻撃を行っていくという皮肉な状況に。

 

「9・11」テロ後は、「アルカイダのリーダー・ビンラディン氏はランボーが育てた」という様なジョークが飛び交いました。

 

【まとめ】映画『ランボー3/怒りのアフガン』解説

いかがでしたでしょうか。

『ランボー3/怒りのアフガン』の舞台となるアフガニスタンと、実在するタリバン、アルカイダ、ビンラディンはリンクしていました。

しかし、作品中の中で描かれた理想の関係とは裏腹な結果となってしまいました。

作品制作当時の世相を反映していたので、アメリカはムジャヒディン(タリバンやビンラディンが属する組織。

アルカイダもそのうちの一つ)への協力姿勢を描いています。

 

しかし、作品公開からおよそ13年後には、死者2,996人、負傷者6,000人以上を出す悲劇的な事件「9.11」を引き起こす敵対的関係に。

やりきれない気持ちもありますが、『ランボー3』では、当時のアメリカがムジャヒディンに対する「描きたかった姿」を観ることが出来ます。

この記事をご覧になった方も、この機会に鑑賞してみるのはいかがでしょうか。

 

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