2020年7月に配信されたNetflixオリジナルシリーズ「呪怨 呪いの家」。
『きみの鳥はうたえる』(2018)の三宅監督がホラーに初挑戦したことも話題となりました。
やっぱり怖い?
感想や評価は?
本当に実話が元になっているの?
など作品の詳しい内容気になりますよね。
この記事では、『呪怨 呪いの家』の口コミ・評判~実話の詳しい内容まで徹底解説します!
呪怨 呪いの家は怖い? 口コミや感想、評判・評価をチェック
呪怨 呪いの家ってどんな話し?あらすじ紹介
1988年、心霊研究家の小田島泰男は若手タレント本庄はるかが経験した怪現象に興味を引かれます。
2人は共に調査を進めるうちに「呪いの家」の存在を知ることに。
同じ頃「呪いの家」に関わった河合聖美もまたおぞましい体験をし変貌していきます。
6年後、ソーシャルワーカー有安は虐待されている子どもを救おうと行動を起こします。
脈絡のない彼らを引き寄せ不条理に壊していく「呪いの家」。
数々の不可解な現象が起きる呪いの家の恐るべき真実に迫ります。
口コミや感想は?

呪怨といえば例の二人がとにかくビビらせてくるホラー演出が満載でしたが、本作はどちらかといえばじんわりとビビらせてきます。
とにかく典型的なジャパンホラーの見せ方って感じが好感が持てました。

以前までのシリーズとは違う呪いの解釈という感じ。
まさしく、新解釈、新境地の呪怨でシリーズ好きな人も楽しめるやつだった

倫理的にうわぁ…ってシーンに関して僕は楽しめないんだけど、全体的な雰囲気とかストーリーはめちゃ怖くて面白かった!

実在した惨殺事件が出てくるので現実と交錯する演出があり、続きが気になる面白さ。

結構考察しがいがあって久しぶりに何回も見たくなるJホラーに仕上がってました。
様々な感想やクチコミを調べてみましたが、
・じんわりとビビらせてくる典型的なJホラーで面白い
・シリーズ好きの人も楽しめる作品
・雰囲気やストーリーが怖くて面白かった
・何回も見返したくなる作品だった
など、ストーリー構成に魅力を感じた人が多かったようです。
カメラや照明などの演出、キャスト監督の演技力が高く評価されている反面、怖いというよりも気持ち悪い、胸糞悪いなどの声も多かったです。
しかし、そんな胸糞がザ・Jホラーを感じさせると何度もみたくなる中毒性のある作品となってます!
実話が元になっている?
一瀬プロデューサー「現実に起きたことが一番怖い」
一瀬プロデューサーは脚本の高橋洋さんと、今までの作品とどう差別化をするかと考え、
その結果「現実に起きたことが一番怖い」という考えに行きついたそうです。
撮影にあたりホラー表現が得意な監督よりも、きちっとドラマを撮ることができ恐怖心理を描ける人ということで三宅監督にお願いしたとのこと。
バブル後期~崩壊後の家庭環境の変容を描いている
全6話にわたる「呪怨 呪いの家」は、
第1~2話:1988、89年
第3話:1994年
第4~5話:1995年
第6話:1997年
の悲惨な事件を舞台に描かれています。
85年に男女雇用機会均等法が制定され、共働き世帯が増えました。
さらに、バブル経済で夫はお金を持っているので外で遊んだり、愛人を作ったりするような時代。
そんな両親から愛されず孤独な子どもの状況と、その子どもたちの変貌を描いています。
6つの事件
①連続幼女誘拐殺人事件
第1話から登場する柄本時生演じるMは幼女誘拐殺人事件の犯人である宮崎勉がモデルになっています。
Mは「呪いの家」の情報をくれる重要人物なのだが、自身を「オタク」と言っているのも宮崎を描写したものです。
②女子高生コンクリート詰め殺人事件
第1~2話にまたいで描かれたのは、第2話のテレビで報道されていた女子高生コンクリート詰め殺人事件の再現になっています。
この事件の主犯少年Aもまた、愛のない家庭内で育った孤独な子どもでした。
③名古屋妊婦切り裂き殺人事件
第4話で二組の夫婦の間に起きた浮気が最悪の悲劇を生むというシーン。
作品の中でもかなりグロテスクなシーンだが、実際にあった事件だと思うとさらにゾっとします。
④東電OL殺人事件
名古屋妊婦切り裂き殺人事件と同様テレビでの報道はありませんが、直接描写されています。
第5話の大人になった聖美が外国人相手に過ちを犯すシーンがこの事件にあたります。
⑤神戸連続児童殺傷事件
呪いの家にみんなが集結する中、神戸連続殺人事件が世間を騒がせています。
実際にあった事件の内容が第6話のニュースで流れます。
⑥地下鉄サリン事件
95年には世界的に大きな衝撃を与えたオウム真理教による地下鉄サリン事件がありました。
ドラマ内では自分が悪くなくても悪意や怨念に触れてしまえば命が奪われるという理不尽な状況をこの事件を元に描いています。
【まとめ】『呪怨 呪いの家』の口コミチェック!実話について
以上、『呪怨 呪いの家』の口コミ・評価、そして実話についてご紹介しました。
簡単にまとめると、
・Jホラーならではの作品
・作品は実話を元にしてつくられた
・モチーフは88年以降の悲惨な事件
と言った特徴が挙げられ、観た人からはかなりの評価を得ていることがわかります。
また、ここでは6つの事件を紹介しましたが、この事件の他にもいくつかちりばめられているそうです。
なので、88~97年の時代背景と照らし合わせながらみるのも面白そうですね。
『呪怨 呪いの家』ではJホラーならではのいい意味で嫌な怖さが評価されていました。
しかし、一番怖いのは私たち人間なのかもしれないと考えさせられる作品、
この機会にNetflixに加入して、ぜひ何度も見返してみてください!